こんにちは、獅子野です。
速度がジョギングレベルの台風サンサンが通過し、本日の萩市は晴れ間が見えて安心しました。まだ大雨が予測される地域もあるので、これ以上の大きな被害にならないよう願っています。

さて本日ご紹介するのは、8月28日に開催されましたセミナーについてです。
中国経済産業局さま主催の支援機関・金融機関向けセミナー「企業支援の新たな選択肢！地方の企業でも人材を採用するポイントとは」が開催されました。
中国地方5県で取り組んでいる本セミナーですが、山口県では私が協力させていただき萩市にて開催いたしました。
現地とオンラインで、下関市、長門市など市外の支援機関の皆様や、
地域金融機関の皆様も3行ご参加いただき、会場は満員にて開催することができました。
前半はセミナー形式で、講師であるパソナJOBHUBの植草さまより、企業が重要と考える経営課題の1位が人材確保や後継者支援であること、人口減少社会において支援機関の役割が大きくなっていることなどを伺いました。


また、コロナ禍やデジタルツールの発達により様々な働き方が生まれたことで、従来は「稼ぐ」ために働くという価値観が多かった時代から、働くことで得られる実績や人脈を重視する「信頼報酬」や、この仕事をやってよかったと思える感謝をもらうなどの「心理報酬」のように、「働く」ことに求める価値観の多様化についても学びました。
地域企業では人材についての経営課題が最も多いことに反して、人事などの人材戦略を立てられる人がいないこと、だからこそ支援機関が経営課題の解像度をあげて共に整理を行い解決に向かっていく支援が大切であることを説明いただきました。

後半は各グループに分かれてのワークショップです。
副業兼業人材と地域企業がマッチングした実事例を参考に、
人材のスキルなどが載ったプロフィールシートと、企業の経営課題が載ったシートを読み込み、どの企業と人材がマッチングとして適切かについて考え発表し合いました。
「一見AさんとC企業は合いそうに思うが、従業員の年齢が50代以上なので同年代のBさんが合いそう」など、
文章から深読みして実際にマッチングするイメージを元に支援機関同士でお話ができたため、とても盛り上がり、時間があっという間に過ぎました。


地域の課題となっている人材支援について、市町の枠を超え県内の支援機関・金融機関の皆様と協力し合って解決に向かえる支援が出来るよう、引き続き精進したいと思います。
ご参加いただきました皆様、ありがとうございました。

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