こんにちは、獅子野です。
朝出かける前に玄関を出ると、蛇がヤモリを追いかけている現場に遭遇しました。
3者ピタッと2秒ほど時が止まり、蛇とヤモリは散り散りと逃げて行きました。
この中では私が一番大きいので有利でしたが、カエルだったらやられていたかもしれません。

さて、本日は毎月2回出張はぎビズしているはぎポルトにて、
萩スタープログラムと至誠館大学の皆さまが意見交換にいらっしゃった様子をお届けします。
皆さんは、中学校の部活動が地域クラブに完全移行する「中学校部活動地域展開」について聞いたことはありますでしょうか?
国が推進する事業で、学校部活動を民間の地域クラブへ移行することで、少子化が進む中でも生徒が部活動を継続できるようにすること、教師の業務改善を行うことのために、「地域のこどもたちは、学校を含めた地域で育てる。」というガイドラインの元、全国で進められています。
萩市では、令和8年8月から学校での部活動を終了し、すべての部活動を地域クラブに完全移行することを目標としています。
そんな大きな改革が必要な中で立ち上がったのが、「萩スタープログラム」です。
萩市のこども達が生涯にわたりスポーツ・文化芸術活動にふれ、一人ひとりが星のように輝くことができるよう、地域全体でサポートする仕組みづくりをされています。
「多様な活動機会を確保し、ニーズに合った活動の場を地域全体で提供する」
「持続可能なスポーツ文化芸術活動を構築し、地域全体で未来につなぐ」
「地域全体で子ども達の挑戦を支え、子ども達を育てる」という3つのテーマを大切に活動されており、
どの言葉にも「地域全体」が入っています。
今回は、この活動をサポーターとして関わっている至誠館大学の皆さまも来所いただき、現在の課題や進め方など色々とディスカッションしましたよ。
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関わってもらえるサポーターを集めたい!と作成されたチラシを拝見しながら、
「どんな関わり方ができるのかを明確にしていこう!」というお話や、
先生や保護者ではなく、お兄さん、お姉さんの立場だからこそ
中学生との本音が聞ける関係性が築けそうなど、大学生の皆さんが関わってくれることでのメリットなど、色々な角度からお話しができました。
その中でも特に印象的だったのが、
ある地域で展開しているクラブ活動に、徐々に生徒が集まらなくなってきた、というお話です。
地域の方も中学生のためにとクラブ活動を開催するも、
天候や体調の問題から参加したり、しなかったりがあるそうです。
そこで至誠館大学の皆さんに、「中学校の時に何がモチベーションで部活に行っていたか」と尋ねると、「チームで勝つこと」「大会で勝つために練習すること」など、スポーツへの意識が高い回答が次々出てきました。
更に
「勝つために部活をやりたい子にとってどんな指導を受けられるかは重要」
「部活をやるメリットを考えて参加したい」
「大会に向けて練習したいから、授業中から部活に行くのが楽しみだった」
「大会に向けて頑張る、の次に友達と過ごす時間が楽しかった」
など、部活に対し意欲の高い学生さんの意見が多く出ました。

「子どもたちのために部活を残そう!」ということが目的になりすぎると、
残すことがゴールになってしまい、
当事者である子どもたちのニーズを受けた状態での残し方にならないよね、
という気付きがありました。
期限が迫っている中で、全てのことに対応するのは難しいかもしれません。
しかし、当事者である子ども達が楽しくスポーツや文化活動に触れられ続ける環境づくりとは?という本質は見失わずに、皆で進めていきたいなと感じました。

萩スタープログラムの皆様、至誠館大学の皆様、教育委員会の皆様、ありがとうございました。


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